愛と治癒力その2
コミュニケーションとは、発信と受信です。人の話しを良く聞いて理解し、自分の言いたい事をきちんと話してきちんと伝える。このキャッチボールで人間関係を構築していくのですから、この能力は生きていく上でとても重要です。受信能力、まずはこれが重要で、そしてなかなか難しいものです。自分を表現したい、わかって欲しいという欲求が強すぎて、受信、すなわち相手を理解しようとする努力を怠ってしまいがちです。
お互いに話したい事だけ話してわかって欲しい合戦をして、結局は何も解り合う事が出来なかったという不毛なコミュニケーションを経験した事はありませんか?
次に愛情関係のベクトルを二つに分けて考えてみます。
まずは自分対周囲の人。家族、恋人、友人、仕事仲間、などですね。
愛のキャッチボールは会話を通してだけでなく、無言でも離れていてもエネルギーとして往来します。関係性が密接な程、そこに存在する愛のエネルギーは膨大です。
そして、この場合も受信能力がキーになります。ですが大半の人が愛をキャッチするのが苦手です。家族から、恋人から、友人から、100個の愛のボールが投げられているのにひとつもキャッチ出来ず、「愛がない、愛がない」と相手に不満と怒りばかりぶつけます。でも本当は目の前に溢れんばかりの愛が転がっているのに全部とりこぼしているとしたら・・何てもったいない事をしていると思いませんか?
そしてもうひとつのベクトルは自分対自分です。自分に向かって愛を発信し、それを受信するという自分対自分のキャッチボールです。
心理学では「自己受容」という言葉を使いますが、これは相当難しい問題です。
自分で自分に愛を与え、そしてそれを受け取る。それは一体どういう事なのでしょう?
最近、ACのTVCMで「これでいいのだ」という言葉を使って「自己受容」を謳っています。ギリギリまで追い込まれた若者があのCMを見たらそれは気付き、考えるきっかけになるかもしれません。まずは、知り、気付き、考える事です。それだけでも、「気」は動き、癒しが始まります。しかし、この人間関係に於けるエネルギーの無駄遣いを減らすには、無意識レベルにまで作用する癒しが必要です。
当院では愛の受容能力UPを促す香りをエッセンシャルオイルで調合してみました。これが予想以上の効果で、多くの反響を頂いております。この香りを嗅いだり、これをブレンドしたオイルでトリートメントするだけで、優しく穏やかな気持ちになり、恋人や周囲の人たちとの関係がとても良好になったという報告が少なくありません。
他者から愛されている事を実感できれば、それは自己受容へとつながります。周りから愛されている自分に「これでいいのだ」と言えるのです。
そして、それこそが治癒力UPへの最も近道になるのです!
オキノ