うつるんです
風邪、インフルエンザの流行が心配な季節になってきました。新型インフルエンザの感染も増えているようです。当院では予防のため、エッセンシャルオイルのブレンドを試みました。
10/1のNEWSでレシピを紹介しておりますので、是非お試し下さい。
ウィルスが感染するのは誰もが知っている事ですが、今日は思考やストレスが感染する、というお話しです。
「人は他者の欲望を生きる」とラカンは言いました。
これは、親や周囲の期待に添うために自分の欲求ではなく、他者の欲求通りに生きようとする事です。人は愛されたい、受容されたいと思うが故にそういう努力をしてしまいます。他者の期待に添いたいという思いは誰にでもあります。自身の欲求と一致していなければ、そこに歪みが生じますが、「受容されたい」という思いがその悲しい努力の「理由」になります。更にそれは全く自覚がない場合が多いのです。知らない間に親の欲望をそのまま自身の欲望として生きてしまう訳です。ですから知らない間に歪みが増し、いつか急に反動が出たりします。本人にも自覚がないし、周囲からは「いい子」という評価を受けているので、「なんで、あの子が」というのが、おきまりのパターンです。
しかし、このパターンとは別に一見なんの脈略もなく、他者のストレスや思考が「感染」する事があるのです。
例えばこういう話しがよくあります。「夫が帰宅すると無性にイライラして、息子に当たってしまうんです。」と。夫婦仲に特に問題があるという訳でも、ご主人が不機嫌な顔で帰宅されるという訳でもないようです。探ってみるとこの家族間で起こっている事はまさに「ストレス感染」でした。ご主人は会社で様々なストレスを感じながらも、仕事をこなして帰宅します。仕事がうまくいかなかったり人間関係でもめることもあるでしょう。それでも、家庭に仕事の話しを持ち込む訳ではありません。ご自宅ではホッと一息ついてのんびり過ごされるでしょう。そいう時です。ご主人の内に秘めたストレスエネルギーがモヤモヤと外に出て、奥様に感染するのです!
そうして奥様は訳も無くイライラします。ご自分でも訳がわからず、「更年期かも」と思ったりします。一番可哀そうなのは八つ当たりされる息子さんです。放っておくと家族関係はどんどん悪化し、更なる問題に発展しないとも限りません。
風邪は人にうつすと治る(?)なんて言いますが、この場合もご主人の秘めたストレス感情を奥様が代わりにある程度消化しているかもしれません。しかし結局息子さんにまで被害が及ぶのは不条理です。そのせいで息子さんが病気になってしまう可能性だってあります。そんな場合、まさか、父親のストレスが母親を通して子供を病気にするとは誰も考えもしません。しかし・・あり得ない事ではないのです。ですから、そういったストレスエネルギーは合理的に浄化される必要があります。これはフラワーフォトセラピーを用いればとっても簡単に浄化する事ができます!
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他人のストレスが移動したり感染したりする、というお話しは今後もじっくりとしていきます。
オキノ