愛と治癒力
治癒力は、真気を受け取る力、愛を受け取る力と密接な関係にある・・というお話しを始めたいと思います。
「愛」とはあまりに壮大なテーマですので、何回かに分けて書きたいと思います。
前回もお話したように、真気とは生きるために必要なエネルギーです。人は太陽の光や海、山、木々や花々、新鮮な食物など、自然の恵みから真気を取り入れています。真気という言葉を知らなくても、この自然のエネルギーを感じた事のない人はいないですよね。
一方、人間にとって最も難題であり、最も大切なのは「愛」です。
人は誰でも、生まれた瞬間から「愛」を必要とします。
そして「愛」ほど人を幸せにし、また狂わせるものもないですね。
そういう意味では良くも悪くもその威力は絶大です。
雄大な自然の中でいくら溢れる真気に包まれていても、他者からの愛を感じられなければ、人はちっとも幸せではありません。
更に言えば、現代人は「愛欠乏症」と言っても過言ではありません。常に満たされず、愛については常に腹ペコです。愛されている自信がないので自分に自信が持てません。
まず、心理カウンセリングでよくある親子の問題は、子供が親に受容されてない、愛されていないと訴えるケースです。実際はそこまで言わなくても、子供が親への不満を訴えるのは「もっと愛されたい」という欲求からです。
ここでは親に問題があるかどうかは別にして、親子間の愛というエネルギーについて考えたいと思います。まず、親子間に愛が存在しない訳はありません。100%愛のエネルギーが通っています。
ただ問題なのは、お互いに愛のキャッチボールが全くヘタクソだという事です。投げれば暴投、受ければエラーです。酷い場合はボールすら見えていません。ですから、相手に不満が募るばかりです。
これは、親子間だけのことではありません。夫婦間も恋人間も友達間も、また、自分と自分の間でも・・全くこれと同じ事をしています。
もうこんなエネルギーの無駄遣いをして消耗するだけのキャッチボールはやめなければなりません。
・・続く・・オキノ